全国にある病院の7割以上が赤字に陥っています。その中で、人工知能(AI)を活用して経営効率を高める実証実験に富士通と共同で取り組んでいますが、背景について教えてください。 光武孝倫・社会医療法人玄州会理事長(以下、光武氏) ...
典型的な複合企業である重工大手で近年、コンプライアンス違反が相次いで発覚した。IHIでも24年、傘下のIHI原動機(東京・千代田)で船舶用エンジンの燃費試験データの改ざんが発覚。同じく、当時子会社だった新潟トランシス(新潟県聖籠町)でも除雪車の性能試 ...
ミネベアミツミの貝沼由久会長最高経営責任者(CEO)はこう振り返る。温度センサー大手、芝浦電子の買収を巡り、ミネベアミツミと台湾電子部品大手の国巨(ヤゲオ)が繰り広げた争奪戦。2025年4月にホワイトナイト(友好的な買収者)として名乗りを上げたミネベ ...
競争力の源泉は知財にある。特許やブラックボックス化した技術を使って製品を開発し、培ったノウハウにより高い品質で安定生産する。データを基にタイヤの交換時期を予測するシステムも、独自のアルゴリズムといった知財を基盤とする。ブリヂストンは社内外の知財を分析 ...
欧州連合(EU)が、ロシア中央銀行の資産を無期限に凍結することで合意した。これまでEUは、凍結資産から生じる“利子”を担保としてウクライナへの融資を行ってきたが、次の段階として、“元本”の活用に踏み込むのかが争点になっている。特にEUを悩ませているの ...
19年に再入社した当時は、古田英範・現会長や時田隆仁・現社長をはじめとして、危機感を持っていた。「このまま放っておけば黒船が入ってきて、富士通にとって主要な日本市場の顧客を根こそぎ取られてしまう。このままでは駄目だ」と。
コーポレートガバナンス改革やTOBリスクの高まりを受け、企業が「ファン株主」の獲得に奔走している。長期保有やPBR向上、製品購入による売り上げ増など、個人株主がもたらす経営へのメリットは大きい。独自の手法で個人投資家との対話を深める各社の取り組みと、 ...
「便利なAIサービス」が次々と誕生する中、人間の価値観を軸に据えた新しいAIの姿を思い描くのが、孫泰蔵さんだ。人間を監視・統制する「ビッグ・ブラザー」として恐れられるAI(人工知能)に、人間はどんな力を持てるのか。2023年刊行の著書『冒険の書 ...
駆逐艦「照月」は、1942年12月12日の夜、ガダルカナル島への物資を輸送する艦隊を護衛中に、米軍の魚雷攻撃を受けて沈没した。当時日本軍は、島の部隊に物資を補給するために「鼠(ねずみ)輸送」と名付けた夜間輸送を数カ月にわたって実施していた。米軍は、こ ...
中外製薬は米西海岸に外部連携のための拠点を設ける。2030年に向けた成長のキードライバーの1つにオープンイノベーションを掲げて取り組みを強化する一環だ。ただし、外部のプロジェクトをそのまま取り込むのではなく、自社技術と融合して新たなイノベーションを創 ...
丸亀製麺を運営するトリドールHDは海外含めた急成長のひずみをDXで解消すると決意。経費精算などほぼ全ての業務が手作業で、郵送やファックスで請求書が届く状態を刷新した。システム導入で1000時間分の業務を削減。経理部員が積極的に業務改善を提案し始めるな ...
米動画配信大手Netflixが2025年12月5日、米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の映画スタジオ部門や動画配信「HBOマックス」などの主要事業を720億ドル(約11兆2000億円)で買収すると発表した。早速、米メディア大 ...