いまや情報は、自分で調べなくとも向こうからやってきてくれる時代となった。ただ、その量と速度が過剰すぎて、我々はその「味見」だけで終わってはいないかと問うことも重要だ。 クーリエ・ジャポンの「今月の本棚」で12月に推薦された『デジタルは人間を奪うのか』 ...
デジタルテクノロジーによって豊かに便利になり、人間はますます発展する──それは事実だが、同時に、さまざまな問題も浮上しているのも、また事実だ。AI事業を展開する起業家でフューチャリストの小川和也は、デジタルテクノロジーの可能性を信じるからこそ、その負 ...
17世紀の哲学者のパスカルは、人間の長所と短所を正確に言い表した名言を残した。デジタルテクノロジーは、その長所の部分を人間から奪っている可能性もある。
都市化や、ときに過剰な衛生志向などによって、特に都会では、幼児が日常的に自然のなかで遊ぶ機会がますます減っている。だが、あまりに「クリーン」な環境で幼少期を過ごしてしまうことの弊害もわかってきた。
着物に身を包み、特注の帯を締めた参拝者たちが、神社で整列する。神主からそれぞれお祓いを受け、古くからの祝詞をおとなしく聞く──そして、彼らは吠えはじめた。
いま、欧州では「デジタル主権」をめぐる議論が活発だ。国全体の経済活動や行政の業務に必要不可欠なデジタルデバイス、オペレーティングシステム、アプリケーション、クラウドサービスなどについて、外国に完全に依存する形になっていていいのだろうか、それは実質的に ...
テクノロジーのおかげで便利になり、たくさんの「浮いた時間」が生まれたはずだ。ただ、その使い方を見ると、良いことばかりではないのかと思えてしまう。 クーリエ・ジャポンの「今月の本棚」で12月に推薦された『デジタルは人間を奪うのか』(小川和也著)から、一部を抜粋して紹介する。 それからしばらく経って当時を振り返ってみると、当時は目新しかった仕組み(システム)も色あせるかのごとく、情報にまつわるテクノロ ...
第二言語を学びたいけど、「この年から始めて意味はあるのか」「無駄な努力に終わるのでは」と躊躇している人もいるだろう。だが最近になって、外国語の習得に遅すぎる年齢はないことが複数の研究で示されるようになってきた。さらに高齢の学習者には若い人よりも有利な ...
欧州では近年、極右政党の支持拡大により各国がより厳しい移民規制を模索している。そんななかスイスは一歩先へ進み、「人口に上限を設ける」提案を国民投票にかける予定だ。
米ロードアイランド州にあるブラウン大学で学生11人が死傷した銃乱射事件。生存者の一人が、銃撃犯が押し入ってきた講義室で何が起こったのかを米紙に語った。 学びの場が「流血の惨状」に ...
「悪魔の金属」とも呼ばれる銀の価格上昇が止まらない。どこまで上昇するのか、リスクや実際の投資法について海外メディアの見方をまとめた。 止まらない価格上昇 2025年、コモディティ市場でもっとも注目を集めている資産の一つは「悪魔の金属」とも呼ばれる銀だ ...
近年、家庭に入る父親が米国で増えている。最新調査によれば、専業親のうち18%を父親が占め、30年前と比べてほぼ2倍となっている。 英国でもパンデミック期に専業主夫が3割増えたと報じられ、父親が家庭に入るという現象は、世界的な潮流になりつつある。