米市場には《強気相場はFRBが殺す》という言葉があるが、2022年はまさにその通りの展開となった。 FRBが出遅れを解消し急激にFF金利(緑)を引き上げる過程で、米国株市場(赤)は調整を迎えたのである。
ウィルソン氏は年初あたりから米市場参加者の中でもかなり強気とされる主張を繰り返してきた。 4月の「解放の日」を境に米市場が新たな強気相場入りしたとし、多少の調整があっても強気相場が続くとの予想を唱えてきた。
「結論として、我々は12カ月先の強気見通しに強い自信がある」と、モルガン・スタンレーのストラテジストは記しており、さらに、今後の株価の一時的な下落も、2026年に向けて長期投資を増やすチャンスだと考えていると付け加えている。