コンサートホールの舞台背面のスクリーンに投影される映像に合わせて、ピアノとオーケストラが生演奏するスタイルのコンサート。映像は、NHK制作のドキュメンタリー番組「映像の世紀」(1995~96)と「新・映像の世紀」(2015~16)から、新たに編集しな ...
ベルリオーズの劇的物語「ファウストの劫罰」――東京でこれが全曲演奏されるのは久しぶりである。今回、東京二期会が〝コンチェルタンテ・シリーズ〟として上演したのは、演奏会形式ではあるものの、大規模な映像演出を加えたユニークな新機軸の「ファウストの劫罰」であった。
東京交響楽団の名誉コンサートマスターである大谷康子のデビュー50周年を記念する定期演奏会。もともと秋山和慶が指揮し、大谷がウィントン・マルサリスのヴァイオリン協奏曲を弾き、コープランドの交響曲第3番が演奏されるという米国音楽プログラムが組まれたが、今 ...
前半は「第19回ショパン国際ピアノコンクール優勝者がショパンのピアノ協奏曲の第1番か第2番を弾く」という設定。2025年10月21日に第1位を得た27歳の中国系米国人、エリック・ルーは本選で演奏したのと同じ第2番でN響デビューを飾った。
日本を代表するオーケストラのひとつであるNHK交響楽団が2026年10月に創立100年を迎える。これに先立ち2026/2027シーズンの定期公演のラインナップを始めとするアニバーサリー企画の概要が発表された。ベートーヴェンの交響曲ツィクルスからドラク ...
東条碩夫の音楽放談 | 「今日を限りと戦い……」などと言うと壇の浦の平家軍みたいだが、実績もあり名声も高い国内屈指のプロの大オーケストラが解散に追い込まれ、最後の定期演奏会で死力を振るって演奏するという、ドラマのような話が現実にあったのだ。
尾高忠明が大阪フィルの音楽監督に就任して2度目のベートーヴェン・チクルスの第3弾では、交響曲第5番「運命」、6番「田園」が演奏された。今回のチクルスには〝原点にして頂点〟というサブタイトルが付けられ、それにふさわしい演奏が続いている。
後半1曲目、ブゾーニのモーツァルト「ピアノ協奏曲第19番」の終曲による協奏的小二重奏曲(①ゲルシュタイン、②藤田)は2人の粒立ちの美しさが一層映え、シンプルながらもキリリと引き締まった音楽作りは前半のハーモニー重視からギアを入れ替えたように感じられた ...
ウィーン・フィルとベルリン・フィルのメンバーを中心とする7人組、「フィルハーモニクス ...
「ノエル、ノエル、ノエル!」と彼女は声を張り、身ぶりも大きく、ラヴェルの「おもちゃのクリスマス」を締めくくった。アンネ・ゾフィー・フォン・オッター10年ぶりの来日公演は、「クリスマス・ソングス」と題されたリサイタル。舞台向かって左にピアノのクリストフ ...
ソプラノ歌手、田中彩子のリサイタル・シリーズ「コロラトゥーラ・ファンタジー」から最終公演(7日、東京・第一生命ホール)を聴いた。(シリーズは大阪、福岡などで全8回)2、3曲ごとにピアニストの佐藤卓史とともにトークを交えながらのコンサート。
首席指揮者ファビオ・ルイージが指揮台に立ったNHK交響楽団の12月定期Bプロ。1曲目は藤倉大の新作「管弦楽のためのオーシャン・ブレイカー」の世界初演。
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