横浜港大さん橋国際客船ターミナルと横浜市内のホテルで開催されたLCO2船の見学会は、川崎汽船とノーザンライツプロジェクトの事業主体であるノーザンライツ社が共催し約250人が参加した。同社にはノルウェーのエクイノール、英シェル、仏トタルエナジーズが出資 ...

中部運輸局と中部海事広報協会は3日、愛知県蒲郡市の蒲郡北部小学校で出前授業を行った。暮らしを支える貿易や蒲郡も含まれる三河港について学び、海運や港湾の重要性への理解を深めるのが目的。出前授業には川崎汽船が協力した。当日は5年生45人が参加した。中部運輸局が蒲郡市と三河港の概要を説明。川崎汽船の村松賢一船長は、三河港から輸出入される自動車について、船内の様子を交えて分かりやすく説明した。… ...

東芝、Vanguard　Industries（以下VI）、協和海運の3社は10日、大洋州の小島しょ開発途上国における未電化地域に電力を届けることを目的に、エネルギーシェアリングサービスを提供する新会社「Radiant　Technologies」（以下RT）を共同で設立したと発表した。今月からバヌアツでのサービス提供を開始した。RTのサービスは東芝がこれまで開発・試行してきた「Delight… ...

■まずは1000億円目標　――大分銀行の船舶ファイナンスの歴史は。「大分県は多くの船主や造船所が立地し、海事産業が地域に根付いている。当行も主に九州を営業基盤とする地方銀行として、地域経済の活性化のために地元海事産業の支援に力を入れ、船舶（シップ）ファイナンスの知見を蓄積してきた」　「特に2000年代に入り、大分船主の外航船隊が拡大し、当行のシップファイナンスも成長軌道に乗った。現… ...

前回は、配管・電線貫通部の登録簿とSCF（船舶建造ファイル）による一元管理が、安全性・法令順守・資産価値を支えることを確認した。今回は、新燃料の普及に伴い、評価の重心が「提示できる記録」に移りつつある現場の実情を取り上げる。併せて、リスクが集まる要所を捉え、安全と効率を両立させる実務のポイントを整理する。■新燃料で船舶設計どう変わるか　LNG（液化天然ガス）・アンモニア・水素など新燃料… ...

商船三井は16日、シンガポール最大規模の食品コールドチェーン（低温物流）会社で国分グループの合弁会社、コモンウェルスコクブロジスティクス（CKL）に資本参画したと発表した。出資比率は15%。海運不況時でも黒字を確保できる事業ポートフォリオ変革の一環として、安定収益の期待できるロジスティクス事業を拡充する。CKLの出資比率は、シンガポールで食品製造や外食・食品流通事を手掛けるコモンウェルス・… ...

川崎汽船は12日、気候変動問題への対応を調査する「CDP気候変動質問書」で最高評価の「Aリスト」企業に選出されたと発表した。継続的な環境負荷低減の取り組みやリーダーシップが評価され、通算9回目の選定となった。国際非営利団体のCDP（本部・英ロンドン）が気候変動リスクと機会、対応などに関する質問書を企業に送付し、回答結果に基づいて8段階で評価する。世界で約2万4800社が回答し、評価対象企業… ...

成田国際空港会社（NAA）は、同空港の南部貨物地区に事前予約により貨物地区への車両の入構を効率化する「トラックドックマネジメントシステム（TDM）」を来年2月後半から導入する。対象は日本貨物航空の輸入上屋。同システムはすでに北部貨物地区に導入されている。ドライバーの待機時間短縮につなげる。12日、成田空港で「2024年問題対策協議会」の第8回会合が開かれ、南部貨物地区の輸入TDM導入の概要… ...

2024年5月に18年ぶりの定期コンテナ航路が就航した十勝港（北海道）で、コンテナの取り扱いが伸びている。港湾管理者の広尾町によると、25年1―10月の取扱貨物量（空コンテナを含む）は2122TEUとなった。24年5―12月実績の763TEUと比べて、25年は月平均ベースで2倍程度に増えた。広尾町は同港でリーファーコンセントの整備を進める。11月末に北海道経済連合会などが開催したシンポジウムで明… ...

ケイヒンは12日、連結子会社3社から配当金24億3000万円を受領すると発表した。2026年3月期の個別決算で営業外収益に計上する。連結子会社からの配当なため、26年3月期の連結損益に与える影響はない。内訳はケイヒン海運から8億円、ケイヒンマルチトランス（シンガポール）から7億2400万円（600万シンガポールドル）、ケイヒンマルチトランス（香港）から9億800万円（580万米ドル）。受領… ...

海運ブローカー大手の英SSYは12日、ノルウェー同業グリーグシップブローカーズを買収することで合意したと発表した。グリーグシップブローカーズは1月から、SSYの傘下に入る。SSYは今回の買収について、船舶ブローキングの全ての主要分野でトップ3入りするという戦略に基づくとしている。買収額は非公表。「グリーグ」のブランドは今回の買収に含まれておらず、継承されない。グリーグシップブローカーズは、… ...

海上保安庁は11日、韓国の仁川で第21回日韓海上保安当局間長官級協議を開催したと発表した。両機関は1999年の長官級協議で定期的な相互訪問に合意し、おおむね年1回長官級協議を開催している。海保庁の瀬口良夫長官と韓国海洋警察庁の金勇進（キム・ヨンジン）庁長が10日に同庁で協議し、周辺海域の安全と治安確保を図る上での連携・協力関係の重要性を確認。両機関の交流や合同訓練などを通してさらなる推進を… ...